2月3日、初めて六本木ヒルズへ行った。
六本木ヒルズというと、
今まで森タワーのことだけを指しているのだと思っていたのだが、
あの辺り一帯の総称だということを知る。
森タワー以外にも、テレビ朝日や映画館などもあるみたいだ。
その映画館は、音が他の映画館とは違うとか。
52階は、東京シティービューという展望台だ。
まず最初に見えたのが、東京タワー。
見た瞬間に思ったことは、
東京タワーってこんなに小さいの!?
ということだった。
それもそのはず。
森タワーの高さは、238メートルもあるらしいのだ。
目の前で見る東京タワーと
遠く離れた展望台から見る東京タワーの迫力が
違ってくるのは当然のことかもしれない。
そこでは、人も、車も、ビルも、窓から見えるすべてが、
ものすごく小さく見える。
そこから、一周ゆっくりと東京を見渡していった。
新宿の高層ビルは印象的だった。
ツインタワーの都庁や住友ビル、ハルタワー。
そんな高層ビルがやたらと目立つので、新宿は見つけやすい。
53階は、森美術館。
医学と芸術展を見に行く。
医学関係の資料や作品が展示されていた。
人間の解剖図、医療器具、義足・義手、
そのほかにもたくさんの展示品があった。
特に義眼の展示を見たときは、一瞬ぞっとしたが、
目の前に並ぶたくさんの義眼を眺めて、
義眼にもこんなに種類があるんだと興味深く感じた。
最後の方の展示で、
一人の人の生きている時の写真、死後の写真を
二枚ずつ並べて展示している作品があった。
一枚一枚が大きく、白黒写真だった。
その写真に写っている人は、
お年寄りから赤ちゃんまで、さまざまな年代の人たち。
死後の写真は、
どれも死んでいるとは思えないくらい、安らかな顔をしていた。
そんな二枚の写真を順番に見ていくと、不思議な気分になった。
最後に、
日本(東京)を含む4つの地域の「不平の歌」が上映されていたのだが、
その中には、噴き出しそうになるほど面白いものもあった。
こんな感じで、私は初めての六本木を満喫した。